スキル・キャリアミスを見逃さない校閲の技術

世に存在する「同音異義語」の多さが校閲記者を悩ます

毎日新聞校閲グループ

 毎日新聞の校閲記者たちが、プロの技と正しい文章への思いを本にしました。「校閲記者の目 あらゆるミスを見逃さないプロの技術」(毎日新聞出版)です。この本の一部を、ウェブ用に編集した連載「ミスを見逃さない校閲の技術」の第2回は、「同音異義語」の落とし穴です。

同音異義語の多い日本語

 「何に驚いたかと言えば、世の中に存在する同音異義語の多さに驚きました」

 校閲の仕事を始めて当時1年半の記者の言葉です。「キシャがキシャでキシャした(記者が汽車で帰社した)…

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毎日新聞校閲グループ

毎日新聞校閲グループ

毎日新聞は東京に40人余り、大阪に30人余りの校閲記者がいる。原則として広告などを除く全紙面について記事のチェックをしており、いわば新聞の「品質管理部門」。書籍などと比べてかなり短時間で仕事をこなさなければならないのがつらいところ。朝刊の校閲作業は深夜になるため生活は「夜型」である。