良い物をより高く売る経営

若者の起業を支援する東京「赤羽と御徒町」の実践

中村智彦・神戸国際大学教授
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台東区の起業家支援施設「台東デザイナーズビレッジ」。一般客向けの技術体験などができるイベント「モノマチ」ではメイン会場の一つになる
台東区の起業家支援施設「台東デザイナーズビレッジ」。一般客向けの技術体験などができるイベント「モノマチ」ではメイン会場の一つになる

地域を活性化する起業支援(2)

 「起業」というと、ITベンチャーやハイテク産業に注目が集まる。だが、地域活性化の視点で見れば、地元の企業と連携して地域に根づくことが大切だ。昨今の起業事情を探るシリーズの2回目は、東京都北区と台東区の起業支援施設を訪ねた。

物販などに取り組むIT起業家が増加

 「せんべろ(千円でべろべろに酔える居酒屋)」で有名になったJR赤羽駅(東京都北区)周辺は、観光名所のようなにぎわいを見せている。そんな駅前の飲み屋街を抜けて、北へ10分ほど歩くと北区の創業支援施設「ネスト赤羽」がある。

 福祉サービス事務所だった建物を改修し、2005年に北区が開所した。NPO法人が運営し、若手の起業家…

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中村智彦

神戸国際大学教授

1964年、東京都生まれ。88年、上智大学文学部卒業。96年、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクで勤務。大阪府立産業開発研究所、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現職。専門は中小企業論と地域経済論。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画し、TBS系「坂上&指原のつぶれない店」にも出演。