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68歳専業主婦「新たな医療保険への加入」は必要か

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー

 専業主婦のA子さん(68)は、現在加入している生命保険の入院通院特約が年内でなくなります。入院した場合、個室の差額ベッド代などの負担が大きくなるのでは、と心配しています。

 最近も友人が入院して個室で療養し、「医療保険から入院給付金が支給されたので助かった」という話を聞いたばかりでした。入院1日目から給付金が支給され、先進医療を受けた場合もカバーされる「よい保険」に加入したいと考えていました。

 しかし、「公的保障はかなり手厚いので、貯蓄をしておけば、医療保険に入る必要はほとんどない」と書いてある筆者の本を読み、本当なのかと相談に来ました。

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ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、社会保険労務士、MZ Benefit Consulting 代表取締役、オフィスベネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、顧客本位の独立系アドバイザーとして、家計相談、執筆、講演などを行っている。著書に「結局、2000万円問題ってどうなったんですか?」(サンマーク出版)など多数。