海外特派員リポート

メイ英首相が「歩くデッドウーマン」とののしられる理由

三沢耕平・欧州総局特派員(ロンドン)
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メディアの厳しい質問に対し、定型の表現をロボットのように繰り返すだけのメイ首相に付いたニックネームは「メイボット」=ロンドン市内で2017年7月、三沢耕平撮影
メディアの厳しい質問に対し、定型の表現をロボットのように繰り返すだけのメイ首相に付いたニックネームは「メイボット」=ロンドン市内で2017年7月、三沢耕平撮影

 英国のメイ首相が2022年の次期総選挙まで続投する意向を表明した。総選挙の前倒しに踏み切った結果、与党・保守党の過半数割れに追い込まれた首相の責任論がくすぶっていただけに、政界には驚きが広がっている。求心力を失った弱体政権のまま、欧州連合(EU)離脱にどう立ち向かうのか。英国の先行きは一層不透明になってきた。

 「私と私の政府はブレグジット(EU離脱)を成し遂げるためだけに存在しているのではない。より輝かしい…

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三沢耕平

欧州総局特派員(ロンドン)

1972年千葉県生まれ。明治大学法学部卒。98年毎日新聞社入社。松本、甲府支局を経て、2004年から経済部で財務省、日銀、財界などを取材。政治部にも在籍し、首相官邸、自民党などを担当した。16年10月から欧州総局特派員。