
「定年後」筆者・楠木新さんに聞く(3)
定年退職した後に、「家庭内管理職」になり、家族から困り者扱いされる悲しいケースがある。そうならないためにはどうすればいいのか。「定年後」(中公新書)の筆者、楠木新さん(63)が探しあてた“解決策”とは? 【聞き手、経済プレミア編集長・今沢真】
部長、役員といった肩書はゼロになる
--会社の中で課長や部長、役員といった役職を経験した人は、退職後に元の肩書が役に立つのでしょうか。
◆楠木新さん 当然ながら肩書は会社内のものなので、退職すれば役に立ちません。もちろん、給料が多くて個人的な資産ができたという意味はあるかもしれませんが、元の肩書はゼロクリアになる。それなのに、定年後も持ち越している人が一部いるなという感じはします。
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編集部
長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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