
創業者会長「追放劇」の裏側(3)
パチスロ機メーカー、ユニバーサルエンターテインメント(ジャスダック上場)が5月23日に開いた臨時取締役会。会長だった岡田和生氏(74)は、同社の筆頭株主である同族企業の実権を長男らに奪われた対抗策として、同社の株式10%分を新たに取得する権利「ストックオプション」(新株予約権)を与えるよう提案し、富士本淳社長らの反対で否決された。
臨時取締役会はこの後1時間ほど続き、岡田氏は会長の業務執行権限を停止された。オーナー創業者として君臨したユニバーサル社から、この日を境に“追放”されたのだ。同社幹部の証言と、経済プレミア編集部が入手した臨時取締役会の記録に基づき、岡田氏「追放劇」を再現する。
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編集部
長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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