思いを伝える技術

長く会ってない人に「お疲れ様です」の書き出しは不自然

川井龍介・ジャーナリスト
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 「書き出しがなかなか決まらなくて……」

 こういう悩みをよく聞きます。仕事や私用でメールや手紙を書く場合、どう書き出すか、最初の一言をどうするかで意外と時間をとられるものです。あいさつ代わりの言葉の問題ですが、これが意外とやっかいです。

 相手と自分との関係や、メール・手紙の趣旨(依頼、報告、お礼、苦情など)によって変わってくるからです。「敬語」に象徴されるように、日本社会ではこうした点について、良くも悪くも繊細です。

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川井龍介

ジャーナリスト

1980年慶応大学法学部卒。新聞記者などを経てフリーのジャーナリスト、ノンフィクションライター。実用的な文章技術を説いた「伝えるための教科書」(岩波ジュニア新書)をはじめ「大和コロニー~フロリダに『日本』を残した男たち」(旬報社)、「フリーランスで生きるということ」(ちくまプリマ―新書)を2015年に出版。このほか「ノーノー・ボーイ」(ジョン・オカダ著、旬報社)の翻訳をてがける。