マンション・住宅最前線

人気の駅近シニア向けマンションは夫婦“別寝室”が可能

櫻井幸雄・住宅ジャーナリスト
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ベッドを離したモデルルームも
ベッドを離したモデルルームも

 駅に近いマンションを新築分譲すると、その周辺で駅から離れた一戸建てに住むシニアが3割の住戸を買う。だから不動産会社は、駅近にマンションをつくるとき、3割程度をシニア仕様の住戸にする。そのシニア向けマンションには、際立つ特徴がある。

 シニア向けマンションの部屋は、ゆったりした広さがあり、マンション全体の優良ポジションに設定されるという特徴だ。

 駅近マンションのシニア向け住戸は2LDKを基本間取りとする。夫婦2人暮らしだから、3LDKの間取りは不要。2寝室(一つは夫婦の寝室、もう一つは子供の家族が泊まるなど来客用)の2LDKなのだが、専有面積は一般的な2LDKより広い。

 本来、3LDK、4LDKが収まる70~80平方メートルを2LDKにするので、一つひとつの部屋は広く、寝室は10畳以上になっていたりする(その理由は後で解説)。加えて大きな納戸があるなど収納スペースが大きい。一戸建てからマンションに移り住むので荷物が多いからだ。

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櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。