
創業者会長「追放劇」の裏側(5)
パチスロ機メーカー最大手、ユニバーサルエンターテインメントの富士本淳社長ら経営陣は、5月23日の臨時取締役会で、オーナー創業者である岡田和生会長(74)の不正な資金流用疑惑を取り上げた。そして、疑惑の調査期間中、会長としての業務執行権限の停止を多数決で決議した。
この直後から、富士本社長らは「創業者会長追放」に向け、次の段階の準備を進めた。6月末に迫った同社定時株主総会で、岡田会長を再任せず、事実上“解任”することだ。ユニバーサル社の複数の幹部の証言に基づき、この動きを追う。
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編集部
長く経済分野を取材してきた今沢真・毎日新聞論説委員を編集長にベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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