思い邪なし

思い邪なし9 平成の“経営の神様”(一)

北康利・作家
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序章 はじめにまず“思い”ありき

平成の“経営の神様”(一)

 「京都セラミック」という旧社名からも分かるように、京セラはセラミック部品を主力商品として創業した。

 当初は「焼物と同じようなものだろう」という世間の無理解によって不当に低い評価を受けていた時期もあったが、テレビや半導体など、その時代ごとの最先端の市場の発展を影から支える役割を果たしながら、急速な技術進化を遂げていく。

 彼が創業時、ライバル会社に追いつき追い越すため念頭に置いたのは、

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北康利

作家

1960年生まれ。東大法学部卒業後、富士銀行(現・みずほ銀行)入行。富士証券投資戦略部長、みずほ証券財務開発部長などを経て、2008年みずほ証券を退職し、本格的に作家活動に入る。著書に「白洲次郎 占領を背負った男」、「吉田茂 ポピュリズムに背を向けて」など。