週末シネマ

資金力で映画界を席巻する映像配信サービスの衝撃

勝田友巳・毎日新聞学芸部長
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ケビン・スペイシーさんが主演し、大ヒットしたネットフリックスオリジナルドラマ「ハウスオブカード」
ケビン・スペイシーさんが主演し、大ヒットしたネットフリックスオリジナルドラマ「ハウスオブカード」

映像配信は映画を変える(上)

 映画誕生以来の常識を覆す“事件”が起きている。映像配信サービスの台頭で、配信でだけ公開される映画が登場し、「映画は映画館で公開するもの」ではなくなりつつあるのだ。インターネット上にさまざまな映像を配信するサービスは、独自作品に工夫を凝らす中で多額の製作費を投入し、重厚な映像と物語で契約者獲得にしのぎを削っている。映像配信サービスの競争と進化は、映画そのものを変えるかもしれない。

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勝田友巳

毎日新聞学芸部長

1965年、茨城県出身。北海道大文学部卒。90年毎日新聞に入社し、松本支局、長野支局などを経て、東京本社学芸部。映画を担当して15年、新作映画を追いかける一方、カンヌ、ベルリンなど国際映画祭や撮影現場を訪ね、映画人にも話を聞いて回る日々。毎日新聞紙面で「京都カツドウ屋60年 馬場正男と撮影所」「奇跡 軌跡 毎日映コン70年」の、2本の映画史ものを連載中。