育児サバイバル

やはり父親は「育児」より「娯楽&テレビ」という現実

藤田結子・明治大商学部教授
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 ここ数年の政府の取り組みの結果、男性の育児時間は増えたのでしょうか。総務省が5年ごとに実施している「社会生活基本調査」の最新結果(2016年)が9月に発表されました。「6歳未満の子を持つ夫婦」について見ると、意外なことがわかりました。

 結論として、男性の育児時間はほんの少し増えました。夫が1日に育児にかける時間は49分。11年の39分から、1日わずか10分だけ増えています。しかし、もっと増えたものがあります。それは妻の育児時間。なんと、夫より多い23分増の3時間45分になりました。

 さらに、妻の「仕事」時間も増えました。5年間で33分増え、2時間2分となっています。前回調査からの…

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藤田結子

明治大商学部教授

東京都生まれ。慶応義塾大を卒業後、大学院留学のためアメリカとイギリスに約10年間滞在。06年に英ロンドン大学で博士号を取得。11年から明治大学商学部准教授、16年10月から現職。専門は社会学。参与観察やインタビューを行う「エスノグラフィー」という手法で、日本や海外の文化、メディア、若者、消費、ジェンダー分野のフィールド調査をしている。5歳の男の子を子育て中。