良い物をより高く売る経営

「神鋼さん」抱える神戸市で懸念“電力事業”の行方

中村智彦・神戸国際大学教授
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神戸製鋼所神戸本社=2017年10月18日、小関勉撮影
神戸製鋼所神戸本社=2017年10月18日、小関勉撮影

 「いつもならお客さんでにぎわう週末なのに、選挙のおかげでさっぱりやわ。しかも神鋼さんまでこんなことでどないなりますやろか。神鋼さんや関係会社のお客さんも多いんですけどねえ」──先週金曜日、神戸・三ノ宮のある居酒屋の主人はそう嘆いた。

 別の飲食店経営者も「選挙で遠のいたお客は終われば戻るだろう。けれど神鋼さんの影響はじわじわ出るのではないか」と話す。品質検査データの改ざん問題で揺れる神戸製鋼所だが、地元では「神鋼さん」と親しみを持って呼ばれるほどに存在は大きく、地域経済への悪影響も懸念され始めている。

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中村智彦

神戸国際大学教授

1964年、東京都生まれ。88年、上智大学文学部卒業。96年、名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。外資系航空会社、シンクタンクで勤務。大阪府立産業開発研究所、日本福祉大学経済学部助教授を経て、現職。専門は中小企業論と地域経済論。中小企業間のネットワーク構築や地域経済振興のプロジェクトに数多く参画し、TBS系「坂上&指原のつぶれない店」にも出演。