思い邪なし

思い邪なし14 平成の“経営の神様”(六)

北康利・作家
  • 文字
  • 印刷

序章 はじめにまず“思い”ありき

平成の“経営の神様”(六)

 稲盛和夫は飾らない人柄で知られる。

 言葉を換えて言えば、仕事以外、プライベートでの衣食住のほとんどに関心がないと言っていい。

 京セラが中堅会社になってからも、しばらく市営住宅(いわゆる“団地”)に住んでいたのは有名な話だ。食べるものにも頓着せず、吉野家の牛丼を美味(おい)しそうにほおばる。

 経営ノウハウも、経営学の講義のような堅苦しいものではない。たとえば日頃感じていることを、立場や部署…

この記事は有料記事です。

残り1060文字(全文1285文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

北康利

作家

1960年生まれ。東大法学部卒業後、富士銀行(現・みずほ銀行)入行。富士証券投資戦略部長、みずほ証券財務開発部長などを経て、2008年みずほ証券を退職し、本格的に作家活動に入る。著書に「白洲次郎 占領を背負った男」、「吉田茂 ポピュリズムに背を向けて」など。