ニッポン金融ウラの裏

大手資産運用会社の大型投信の運用は“軒並み低調”

浪川攻・金融ジャーナリスト
  • 文字
  • 印刷

 銀行や証券会社などのグループ会社として設立された資産運用会社の独立性は向上しているのか。「銀行や証券会社の顔色をうかがうことにきゅうきゅうとし、顧客に目を向けていない」と指摘されてきた問題が再び問われることになりそうだ。金融庁がこのほどまとめた2016事務年度の金融リポートからは、そうした論点が読み取れる。

 資産運用会社は、投資信託商品を組成・運用し、銀行や証券会社にその商品の販売を委託する構造になってい…

この記事は有料記事です。

残り1661文字(全文1866文字)

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。