神鋼データ不正の裏側

神鋼データ改ざん「影響100億円」どこまで膨らむ?

編集部
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データ改ざんについて改めて謝罪する神戸製鋼所の梅原尚人副社長=2017年10月30日、古屋敷尚子撮影
データ改ざんについて改めて謝罪する神戸製鋼所の梅原尚人副社長=2017年10月30日、古屋敷尚子撮影

 神戸製鋼所は10月30日、2017年4~9月期決算を発表した。アルミ・銅製品を中心に広範な品質検査データ改ざんが発覚したことを受け、18年3月期決算に関し、「経常損益ベースで100億円悪化する」と、初めて業績への数値的な影響を公表した。詳細を報告する。

 同社の決算会見は通常、東京証券取引所(東京都中央区)の会見室と、そこから歩いて数分のところにある鉄鋼会館の会議室で、時間をずらして行われる。いつもは取材する記者も30~40人程度だ。だが、不祥事を受けて、取材記者が増えることが予想されたため、JR東京駅近くの広い会議場を借りて1度で行われた。報道陣は百数十人から200人程度に膨らんだとみられる。

 会見では、まず梅原尚人副社長が決算内容を説明した。4~9月期決算は売上高が前年同期比11%増の9070億円、最終(当期)利益は同9.6倍の393億円と、好調な決算だった。データ改ざん問題は10月8日に公表したため、この決算には影響は出ていない。

 問題は通期の業績予想だ。18年3月期連結決算の売上高は1兆8800億円と、7月に公表した前回の業績見通しを据え置いた。経常利益は500億円を見込み、前回見通しより50億円引き下げた。この部分で、データ改ざん問題による損失100億円を見込んだという。

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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