ミスを見逃さない校閲の技術

確認したはずなのに「名前」を間違ってしまうのはなぜ

毎日新聞校閲グループ
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校閲記者の七つ道具
校閲記者の七つ道具

 名刺を受け取っていて名前も確認しているはずなのに、字を間違えて賀状やメールを送ってしまい、ひんしゅくを買ったような経験は多くの方がお持ちのことと思います。日本人の名字の数は10万以上といわれますが、まずは正しく表記することが信頼関係の第一歩です。

 新聞では日々膨大な数の人名が登場しており、誤りの例は枚挙にいとまがありません。

・姓  仙谷-仙石   冨長-冨永   島沢-島津   真狩-真刈

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毎日新聞校閲グループ

毎日新聞は東京に40人余り、大阪に30人余りの校閲記者がいる。原則として広告などを除く全紙面について記事のチェックをしており、いわば新聞の「品質管理部門」。書籍などと比べてかなり短時間で仕事をこなさなければならないのがつらいところ。朝刊の校閲作業は深夜になるため生活は「夜型」である。