海外特派員リポート

「八王子のハイテク鋳物会社を誘致」アイダホ州の挑戦

清水憲司・毎日新聞経済部記者(前ワシントン特派員)
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「栄鋳造所」の鈴木隆史社長=アイダホ州東部アイダホフォールズで2017年8月、清水憲司撮影
「栄鋳造所」の鈴木隆史社長=アイダホ州東部アイダホフォールズで2017年8月、清水憲司撮影

 世界的なジャガイモ生産地として知られる米西部アイダホ州が、産業の多様化に向け日本の製造業誘致を目指している。州内に大都市は少なく消費地には遠いものの、人口の少なさを逆手に、州や自治体政府の「顔の見える」きめ細かな支援がセールスポイントだ。今年3月に州内に拠点を構えた東京・八王子の鋳物会社「栄鋳造所」と地元の人々の挑戦を取材した。

 栄鋳造所の鈴木隆史社長は8月下旬、州都ボイジーの州議事堂でリトル州副知事ら州政府幹部らと向かい合っ…

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清水憲司

毎日新聞経済部記者(前ワシントン特派員)

 1975年、宮城県生まれ。高校時代まで長野県で過ごし、東京大学文学部を卒業後、99年毎日新聞社に入社。前橋支局を経て、東京経済部で流通・商社、金融庁、財務省、日銀、エネルギー・東京電力などを担当した。2014~18年には北米総局(ワシントン)で、米国経済や企業動向のほか、通商問題などオバマ、トランプ両政権の経済政策を取材した。