週末シネマ

映像配信サービスは「映画文化」の破壊者か守護神か

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5時間超の長編になった映画「あゝ、荒野」。原作は故寺山修司
5時間超の長編になった映画「あゝ、荒野」。原作は故寺山修司

映像配信は映画を変える(下)

 日本でも、配信を取り込んだ新たな挑戦が始まっている。「あゝ、荒野」は、配信会社U-NEXTが製作に加わり、劇場公開とドラマ版の配信がほぼ同時に始まった。実写映画としては前例のない公開形態だ。

配信先行のち映画館で公開した「あゝ、荒野」

 劇作家の故寺山修司が50年前に発表した小説を、日本の人気俳優、菅田将暉、韓国のヤン・イクチュン主演、岸善幸監督で映画化した。前後編の2部作で、合わせて5時間を超す長さだ。映画は全国30館ほどの劇場で、10月7日に前篇、21日に後篇を立て続けに公開した。

 同時に映画より12分長い、全6話の配信ドラマ版も製作した。映画の公開に先立つ9月29日、U-NEXTで第1話の配信を始め、11月3日にかけて全6話を順次配信していった。さらに、映画公開から1カ月も経ずにDVDも発売した。

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