株主になったら

「カステラ、鮭とば、缶詰」株主総会の土産は多種多彩

中西和幸・弁護士
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株主総会の集中日に、ずらりと並んだ会場への案内=東京都港区で2017年6月23日撮影
株主総会の集中日に、ずらりと並んだ会場への案内=東京都港区で2017年6月23日撮影

 「株」というと、一部の特別な人がするお金もうけ、そんなイメージはありませんか? 最近は、普通の会社員の方が株式を持ち、毎年1回開催される株主総会に出席しています。私は企業法務を専門とする弁護士をしていますが、実は個人として何社か株式を持っていて、毎年株主総会に株主として出席しています。

 そこで、これから、株主とはどんなものか、どんなことをするのかといった、株主の素顔を紹介したいと思います。まずは、株主総会で配られるお土産をテーマに取り上げたいと思います。

 3月、5月、6月の下旬に、丸の内、大手町、新宿、渋谷、品川などで、同じ会社の紙袋を持った方が歩いていたり駅のホームにいたりするのを見かけませんか? 紙袋の中身は、株主総会で配られている「お土産」かもしれません。「株主総会白書2016年版」(旬刊商事法務)の調べ(以下同様です)では、上場会社のうち4分の3がお土産を配っているそうです。紙袋の中には何が入っているのでしょうか。

 お土産の中身は、定番のようかんや社名を入れたカステラ、クッキーなどの食品が主流ですが、鮭(さけ)とば、缶詰、ゼリーなどもありました。文房具、日用品などの雑貨、優待券、プリペイドカードなどもあります。

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中西和幸

弁護士

1992年東京大学法学部卒。95年弁護士登録。上場企業の社外取締役、社外監査役を務め、企業法務に詳しい。共著に「会社役員の法務必携」(清文社)、「企業法務からみた株式評価とM&A手続き」(同)、「『社外取締役ガイドライン』の解説」(商事法務)、「企業不祥事インデックス」(同)など。