ビットコイン狂騒曲

ビットコイン30%急落の要因に「分裂中止」の余波

平野純一・経済プレミア編集部
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ビットコインの価格は急落……
ビットコインの価格は急落……

 仮想通貨の代表格「ビットコイン」の価格が急落し、代わりにビットコインから枝分かれして8月に誕生した「ビットコインキャッシュ」の価格が急騰している。いったい何が起きているのか。

 ビットコイン(BTC)は、11月8日の直近の取引中の高値1BTC=7776ドルから、12日には一時5519ドルと約30%下落。一方ビットコインキャッシュ(BCH)は同期間に565ドルの安値から一気に一時2477ドルへと4.4倍に急騰した(米コインマーケットキャップ社)。1日の取引高もビットコインキャッシュは一時10倍に増え、本家ビットコインとほぼ変わらない水準にまで達した。

 市場関係者によると、原因の一端に、11月中旬に予定されていたビットコインからのさらなる「分裂」が中止になったことがあるという。

 少し複雑な話になるが、この分裂は、マイナー(採掘者)と呼ばれ、ビットコインを動かす「ブロックチェーン」システムを動かしている人たちの間で意見の相違が生まれて計画されていた。

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平野純一

経済プレミア編集部

1962年生まれ。87年毎日新聞社入社。盛岡支局、サンデー毎日編集部、経済部、エコノミスト編集部などを経て2016年から現職。金融、為替、証券、マクロ経済などを中心に取材。