「逃げ恥」にみる結婚の経済学

「逃げ恥」森山みくりはなぜ“好きの搾取”と言ったか

是枝俊悟・エコノミスト
  • 文字
  • 印刷

 テレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系列)に登場する主人公、森山みくりは津崎平匡(ひらまさ)の心の壁をひとつずつ崩していき、ついに二人は恋人関係になります。

 ドラマの終盤では、高級レストランでみくりをエスコートしたあと、平匡がみくりにプロポーズします(全11話のうち第10話)。得意の試算を持ち出して、結婚するとみくりに支払っていた給料が必要なくなり、その分を貯蓄や生活費に回せ、家を買ったり子どもを持つ場合に備えたりできると話すのです。

 しかし、これまで家事に対してきっちりと対価をもらっていたみくりからすると納得がいきません。正式な結…

この記事は有料記事です。

残り1299文字(全文1574文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

是枝俊悟

エコノミスト

1985年生まれ。2008年早稲田大学政治経済学部卒業、同年民間シンクタンクに入社。税・社会保障制度の改正による経済や家計への影響などの調査・分析を行う。著書に「大増税時代を生き抜く共働きラクラク家計術」(花輪陽子共著)、「徹底シミュレーション あなたの家計はこう変わる!」など。