
「しんくみピーターパンカード」をご存じだろうか。信用組合のクレジットカード事業であるが、なぜ、ピーターパンという名前を冠しているのか。今回は、その理由と同カード事業を紹介したい。
いまさら言うまでもないだろう。ピーターパンは、おとぎの国のネバーランドからやってきた永遠の子供であり、現実の世界にやってきて、いろいろな悪党を懲らしめる。世界中の子供たちから愛されている。
そんなピーターパンの名を冠した「ピーターパンカード」は、信組業界と、信販大手オリエントコーポレーションの提携によって運営されている。信用組合は全国で150あるが、このうち110の信用組合がこのカードを発行している。
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浪川攻
金融ジャーナリスト
1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。