シニア市場の正体

シニア女性がスマホに求める「ヒモ」と「誤作動対策」

梅津順江・株式会社ハルメク 生きかた上手研究所所長
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 女性向け月刊情報誌「ハルメク」を発行する株式会社ハルメクの生きかた上手研究所所長として掲載情報や商品のマーケティングを担当する梅津順江(ゆきえ)さん(46)が、「シニア市場の正体」を読み解きます。

 雑誌「ハルメク」ではスマートフォン関連の記事を掲載すると大きな反響があります。ハルメクは50歳以上のシニア女性を読者層としています。シニアたちはさぞ「スマホライフ」を楽しんでいるのかと思いきや、実際はそうでもないようです。どんな困りごとがあり、何を求めているのでしょうか。

 総務省が今年7月に発表した資料によると50、60代のスマートフォン利用率が4割を超え、上昇傾向です(総務省「2016年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」)。「利用していないが将来ほしい」の割合も20%前後で、今後の利用率上昇が見込めます。

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梅津順江

株式会社ハルメク 生きかた上手研究所所長

大阪府生まれ。杏林大学社会心理学部卒業後、ジュジュ化粧品(現・小林製薬)入社。ジャパン・マーケティング・エージェンシーを経て、2016年3月から現職。主に50歳以上のシニア女性を対象にインタビューや取材、ワークショップを行っている。著書に、「この1冊ですべてわかる 心理マーケティングの基本」(日本実業出版社)などがある。