高齢化時代の相続税対策

折り合いが悪い人には財産を渡さない遺言書の書き方

広田龍介・税理士
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 子供がいない夫婦で、配偶者を亡くし、一人で生活をしている高齢者が増えている。今は元気で日常生活に支障はないものの、この先、どうなるかはわからない。もしもの時は、老人ホームや介護施設などにお世話にならなければならない……。いろいろと考えてしまう。

 施設に入れば、自宅は空き家となり庭木の手入れや郵便物の整理など財産管理ができなくなる。もし認知症にでもなったら大変だ。いったいどうすればいいのか。いっそのこと、自宅は売却して現金化し、預金通帳も一本化して管理しやすい状況にしておこうかと考える。一人になると、やはりあれこれと大変だ。

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広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。