藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」

「韓国KTX」ソウル一極集中許す光州、釜山駅の配置

藻谷浩介・地域エコノミスト
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KTXの南の終点・釜山駅(写真は筆者撮影)
KTXの南の終点・釜山駅(写真は筆者撮影)

韓国高速鉄道編(2)

 韓国のKTX(韓国高速鉄道)に乗り、ソウル(龍山駅)から南西の光州、南東の釜山を訪れた筆者。在来線やバスとの競争でKTXの運賃は安いが、KTXの駅の多くは、町の発展に資する急所といえる場所には位置していない。これではソウルと直結する機能に特化した交通機関になってしまい、ソウル一極集中をさらに進めてしまう。韓国高速鉄道編の第2回。

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藻谷浩介

地域エコノミスト

1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外105カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。