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自分をワクワクさせて実現に導く「目標の立て方」

細川義洋・ITコンサルタント

 2017年も大詰めです。今年の反省をしつつ、来年以降の目標を改めて考えている人もいるでしょう。今回は目標を立てるときに心がけたい、ちょっとした工夫を紹介します。

具体的な目標を絵にする

 私が社会人4~5年目のころでした。ある研修で「2年後に達成すべき自分の目標」を書くという課題がありました。

 2年後というのが絶妙な期間です。「3年後」では目標を立てたとしても、十分な時間があるために後回しとなり、すぐに行動に移せないこともあるでしょう。逆に「1年後」だと、現実的すぎて目標自体が小さくなってしまいます。

 私はその時、2年後の目標として「昇進して主任になること」「ITに関する高度な資格を取ること」を掲げたと記憶しています。研修後、職場に戻って先輩に目標を書いた話をすると「つまらない」と一蹴されました。先輩は「たかが研修だけどね」と前置きしながら、目標の立て方と達成するコツを教えてくれました。

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ITコンサルタント

1964年、神奈川県生まれ、立教大学経済学部経済学科卒。NECソフト(現NECソリューションイノベータ)、日本IBMでシステム開発やコンサルティングを行う。著書に「なぜ、システム開発は必ずモメるのか?」「IT専門調停委員が教える モメないプロジェクト管理77の鉄則」(日本実業出版社)などがある。