
藻谷浩介氏に聞く(1)
藻谷浩介氏が世界各国を歩き、見て、感じたその国の生き様を、深い歴史と地理の知識を加味して斬る「藻谷浩介の世界『来た・見た・考えた』」。好評連載の裏側をインタビューで聞きました。3回にわたり掲載します。その第1回。(聞き手=経済プレミア編集部・平野純一)
書いてみて初めて気づくこともある
--連載はどの国も興味深いことが書いてあります。
◆藻谷浩介さん これまでイギリスなどのメジャーな国に加え、アゼルバイジャンなどのコーカサス3国、ピレネー山中のアンドラ公国など、多くの人は聞いたこともないような国の話を書いてきました。興味のない人の方が圧倒的多数かもしれませんが(笑い)。
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藻谷浩介
地域エコノミスト
1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外114カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。