トヨタのプリウスPHV=2017年2月15日、米田堅持撮影
トヨタのプリウスPHV=2017年2月15日、米田堅持撮影

IT・テクノロジー知っておきたい電気自動車

プリウス大成功でEVに出遅れ!?「トヨタのジレンマ」

村沢義久 / 環境経営コンサルタント

 これからの自動車産業の方向を示す事件が起きた。2016年11月に日産自動車の「ノート」が、車名別新車販売台数で初めて首位に立ったのである。それまで首位だったトヨタ自動車の「プリウス」は3位に後退。1位奪取の原動力は、「ノート e-POWER」である。

 ハイブリッド車には、大きく分けて「パラレル」、「シリーズ」の2方式がある。「パラレル」方式では、エンジンとモーターが同時に(パラレルに)車輪を駆動する。対する「シリーズ」方式では、車輪を駆動するのはモーターだけであり、エンジンは発電して電気を供給するだけだ。主役はモーターであり走行性能的にも電気自動車(EV)と変わりない。

 「ノート e-POWER」はシリーズ方式。通常の発進はエンジンを停止したままバッテリーからの電力の…

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村沢義久

村沢義久

環境経営コンサルタント

1948年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院工学系研究科修了。スタンフォード大学経営大学院でMBAを取得後、米コンサルタント大手、べイン・アンド・カンパニーに入社。その後、ゴールドマン・サックス証券バイス・プレジデント(M&A担当)、東京大学特任教授、立命館大学大学院客員教授などを歴任。現在の活動の中心は太陽光発電と電気自動車の推進。

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