
藻谷浩介氏に聞く(3)
藻谷浩介氏が世界各国を歩き、見て、感じたその国の生き様を、深い歴史と地理の知識を加味して斬る「藻谷浩介の世界『来た・見た・考えた』」。好評連載の裏側をインタビューで聞きました。3回にわたり掲載します。その第3回。(聞き手=経済プレミア編集部・平野純一)
50歳を機に「海外の予定を先に入れる」
--今回は、藻谷さんの世界旅行のノウハウをお聞きしたいと思います。
◆藻谷浩介さん まずは旅行時間の確保です。おかげさまでいろいろなところから呼んでいただいて、ここ10年近く、全国で毎年500回もの講演をこなしてきました。ですが2014年にラオスに行った時を機に、「外国に行くスケジュールを先に押さえてしまう」という生活に変えました。
この記事は有料記事です。
残り3147文字(全文3472文字)
投稿にはログインが必要です。
藻谷浩介
地域エコノミスト
1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外114カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。