くらし高齢化時代の相続税対策

山林の相続税評価額3億円 不満を持った長男の行動

広田龍介 / 税理士

 有名観光地でホテル業を営んでいるYさん(84)が亡くなり、相続が始まった。相続人は配偶者(83)、長男(56)、次男(52)の3人だ。

 配偶者と長男夫婦は、事業承継者としてホテル事業に従事している。数年前から外国人観光客も多く押し寄せ、低迷していた一時期よりも地域は活性化し、事業もうまくいっている。

 相続財産は、ホテル事業に係る個人所有の土地とホテル事業会社の株式がメインで、その他に自宅不動産と現…

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広田龍介

広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。