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「両親ががんで他界」30歳独身女性の保険と老後

岩城みずほ・ファイナンシャルプランナー

 フリーランスで美容系の仕事をしているA美さん(30)は、独身で年収約500万円です。昨年春に、不幸にも相次いで両親をがんで亡くしました。精神的にようやく元の生活に戻り、資産形成と保険について考えたいと私のところに相談に来ました。

 現在A美さんは、入院給付金日額5000円に、手術給付金や放射線治療給付金が支払われる特約付きの終身医療保険に加入しています。保険料は月5275円です。A美さんは、自身が「がん家系」だと考えており、今の医療保険を見直してがん保険への加入を検討しています。がん保険を選ぶポイントを見てみましょう。

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ファイナンシャルプランナー

CFP認定者、社会保険労務士、MZ Benefit Consulting 代表取締役、オフィスベネフィット代表、NPO法人「みんなのお金のアドバイザー協会」副理事長。金融商品の販売によるコミッションを得ず、顧客本位の独立系アドバイザーとして、家計相談、執筆、講演などを行っている。著書に「結局、2000万円問題ってどうなったんですか?」(サンマーク出版)など多数。