海外特派員リポート

「グーグルに肉薄」中国地場企業・科大訊飛のAI技術

赤間清広・毎日新聞経済部記者
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中国「科大訊飛」が開発したAIロボット。「『国』の書き順を教えて」と話しかけると、画面に表示される=中国合肥市で2017年12月6日、赤間清広撮影
中国「科大訊飛」が開発したAIロボット。「『国』の書き順を教えて」と話しかけると、画面に表示される=中国合肥市で2017年12月6日、赤間清広撮影

 「OK、Google」「Hey、Siri」

 スマートフォンに話しかけると、機械が言葉を理解して指示通りに動いてくれる機能は今や当たり前の存在になりつつある。

 その機能の中核となる技術が人の発した言葉をAI(人工知能)が認識し、意味を読み取る「音声認識技術」だ。

強まる音声認識技術の米企業依存

 世界ではこの技術を応用したAIスピーカーがブームとなり、日本企業も相次ぎ新商品を販売している。しかし、そうしたAIスピーカーの多くが、音声認識をグーグルなど米IT企業が開発したシステムに依存しているのが実情だ。

 AI研究では豊富なノウハウと資金、人材を有する米国のIT企業が大きく先行している。産業のAI化が進むにつれ、中核技術における「米国依存」は強まるばかりだ。

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赤間清広

毎日新聞経済部記者

 1974年、仙台市生まれ。宮城県の地元紙記者を経て2004年に毎日新聞社に入社。気仙沼通信部、仙台支局を経て06年から東京本社経済部。霞が関や日銀、民間企業などを担当し、16年4月から中国総局(北京)。20年秋に帰国後は財務省を担当しながら、面白い経済ニュースを発掘中。