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QRコードで決済するドコモ「d払い」は普及するか

石野純也・ケータイジャーナリスト
店頭のバーコードリーダーで画面をスキャンして支払いを行える
店頭のバーコードリーダーで画面をスキャンして支払いを行える

 NTTドコモが、QRコードやバーコードを使った決済サービス「d払い」を4月に開始する。アプリを立ち上げるとスマートフォンにQRコードとバーコードが表示され、レジでこれらを読み取ることで、支払いが完了する仕組みだ。

 代金は毎月の携帯電話使用料と一緒に支払えるほか、クレジットカードを登録することもできる。クレジットカードの場合は、ドコモの契約者以外も利用可能だ。大手コンビニエンスストアのローソンや、ドラッグストアのマツモトキヨシ、百貨店の高島屋など、合計10社が対応を表明。対応店舗は今後も拡大していく見込みだ。

 合わせて、ネット上のコンテンツ購入や通信販売の支払いに利用できる「dケータイ払いプラス」を「d払い」に統合。ネット、リアルの両方で利用できるサービスとして、利用者の拡大を目指す。

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ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。