洗剤を詰め替えるのも大事な家事の一つ=2017年12月、内藤絵美撮影
洗剤を詰め替えるのも大事な家事の一つ=2017年12月、内藤絵美撮影

くらし育児サバイバル

「名もなき家事」の大変さを見て見ぬふりの夫たち

藤田結子 / 明治大商学部教授

 「名もなき家事」とは、「炊事」「洗濯」「掃除」とは違って、はっきりとした名前がつかない家事労働のことです。たとえば「食べ残しを冷蔵庫にしまう」「ごみ袋をセットする」「トイレットペーパーを補充する」などの家事です。

 「名もなき家事」「名前のない家事」という言葉は、昨年からネットやメディアで話題になっています。そして、なぜ夫たちは「名もなき家事」をしないのでしょうか。また、なぜ今この言葉が女性たちの共感を呼ぶのでしょうか。

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藤田結子

藤田結子

明治大商学部教授

東京都生まれ。慶応義塾大を卒業後、大学院留学のためアメリカとイギリスに約10年間滞在。06年に英ロンドン大学で博士号を取得。11年から明治大学商学部准教授、16年10月から現職。専門は社会学。参与観察やインタビューを行う「エスノグラフィー」という手法で、日本や海外の文化、メディア、若者、消費、ジェンダー分野のフィールド調査をしている。4歳の男の子を子育て中。