マンション・住宅最前線

五輪後の選手村4000戸分譲“瞬間蒸発”の可能性も

櫻井幸雄・住宅ジャーナリスト
  • 文字
  • 印刷
建設が進む東京五輪・パラリンピック選手村=2017年10月24日、藤井達也撮影
建設が進む東京五輪・パラリンピック選手村=2017年10月24日、藤井達也撮影

 東京都中央区の晴海エリアで、2020年東京五輪に向けた選手村の建設がすでに始まっている。5000戸を超える住戸は、五輪後に大部分が分譲され、一部が賃貸住宅として活用される予定。その影響について考えてみたい。

 5000戸以上のうち、分譲されるのは4000戸程度。マンションは総戸数が200戸を超えると大規模とされるため、4000戸は大規模マンション20個分に当たる。それだけのマンションが短期間に分譲されることは今まで日本にはなかった。

 これまでも総戸数が2000戸、3000戸規模となる分譲マンションはあったが、それらは10年、15年…

この記事は有料記事です。

残り2218文字(全文2486文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。