くらし高齢化時代の相続税対策

仕事場売却で手元に1.4億円 67歳畳職人の引き際

広田龍介 / 税理士

 東京都内の下町に住むYさん(67)は3代目の畳職人。家族は妻(63)と長男(38)の3人で、住宅は木造2階建てで1階は畳の仕事場、2階が住居となっている。

 若い時にはひいきの常連さんや料亭、旅館からの注文がさばき切れない時もあったが、バブル崩壊から、状況は一変した。下町でも戸建の日本家屋はめっきり少なくなった。持ち主が亡くなって売却されると、その跡地にはマンションが建ったり、小さく区分された洋風の戸建てが建築されたりして、伝統的な畳職人の仕事は次第に少なくなった。

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広田龍介

広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。