
バッテリーが劣化したiPhoneの性能が、通常よりも大きく制限されることが分かり、世界各国で波紋を呼んだ。
スマホに搭載されるリチウムイオン電池は、充放電を繰り返すと性能が徐々に落ちていく。その際に、高いCPU(中央演算処理装置)の処理能力を必要とするアプリを使うと、OS(基本ソフト)が突然シャットダウンしてスマホが使えなくなってしまう問題があった。これを解決するため、アップルがCPUの処理能力をソフトウエアで制限したというわけだ。
処理能力が落ちると、アプリの起動が遅くなるなど使用感が悪くなるおそれがある。処理能力制限が行われるのは、iOS 10.2.1以降のOSにアップデートしたiPhone 6、6 Plus、6s、6s Plus、SEと、iOS 11.2以降を搭載するiPhone 7、7 Plusの計7機種。2017年に発売されたばかりのiPhone 8、8 PlusやiPhone Xは、ここに含まれていない。
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