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日本はなぜビットコイン取引の中心地になったのか

エコノミスト編集部

 仮想通貨取引所のコインチェックからNEM(ネム)が不正流出したことで、一気に仮想通貨に対する注目が高まっている。仮想通貨の代表格ビットコインは今どうなっているのか。大量のマネーが流れ込み価格が乱高下している。週刊エコノミスト2月6日号の巻頭特集「ビットコインの真実」よりダイジェストでお届けする。

最高値から一気に半値に

 仮想通貨の代表格「ビットコイン」が1月17日、大暴落した。2017年12月に付けた最高値の「1BTC(ビットコインの単位)=230万円超」から一気に半値に。理由についてさまざまな臆測が飛び交った。

 昨年末からのビットコインの値動きは、まるで「ジェットコースター」だ。仮想通貨のなかで最も取引量の大きいビットコインは、「アルトコイン」と呼ばれる1450種超の他の仮想通貨の値動きに影響する。

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藤枝克治編集長率いる経済分野を中心として取材、編集するチーム。経済だけでなく社会、外交も含め幅広く取材する記者の集団であり、各界の専門家にコラムや情報提供を依頼する編集者の集団でもある。