キャリアセンター ここだけの話!?

安定志向の銀行就職は昔話 今や途中転職が当たり前

都内・某共学大進路指導担当
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 年が明けても、2019卒生(現3年生)に対する銀行(特にメガバンク)の採用動向が気になる。個別に銀行の採用担当者に聞くと「今春実績に比べると、おそらく減ると思いますよ」という返事が戻ってくるものの、採用計画についての正式コメントは「まだ何も決まっていません」という。

 今年に入って、私が勤務する大学では、金融機関を志望する3年生向けのセミナーを開催しているが、学生が一番知りたい「どのくらい採用してもらえそうか」という質問に、私たちも何も言えない状況が続いている。

 そんな中、ある全国紙が1月15日の朝刊1面で大きく「銀行員 転職希望が急増」「収益悪化 リストラ不安」という見出しがついた記事を掲載した。

 中身を読むと、「人材サービス大手(記事では実名)に転職希望者として新たに登録した銀行員数は、2017年度上期に前年同期比で約3割増加し、その後も増え続ける勢いだ」とある。また、大手行で5年間働いたAさん(27)=これも記事では実名=が「銀行のビジネスモデルの将来性に不安を感じた。同時期に入社した数百人も半数はすでに銀行を去った」と語っている。

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都内・某共学大進路指導担当

東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。