「この人、この土地」だから生み出せる一品

「工場でラーメンスープ」業界を革新する元料理人の夢

小高朋子・旅食ライター・カメラマン
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クックピット社の直営店「麺や福十八」のラーメン=クックピット提供
クックピット社の直営店「麺や福十八」のラーメン=クックピット提供

 上品な甘さの中にコクがある鶏白湯(パイタン)スープは、素材として鶏の骨だけを使い、無添加だ。臭みがなく深みのある味わいは飽きることがない。クックピット株式会社(東京都足立区)の鮮度にこだわった独自開発のスープは、ラーメン店を中心に多くの外食チェーン店や居酒屋などから支持されている。

業界初の無添加ストレートスープ

 スープのおいしさの秘密は、素材の鮮度にある。クックピット社では、家畜の食肉処理場内に専用工場を設置している。鮮度抜群の骨を使用し、独自開発の常圧釜で毎朝5~8時間かけてスープを炊き上げ、瞬間冷凍する。臭みを取るための調味料、添加物を一切使わない。これが、飲食店業界初の無添加業務用ストレートスープだ。温めて、そのまま使用できる。

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小高朋子

旅食ライター・カメラマン

1982年、神奈川県生まれ。アパレル業界、映像製作会社を経て、フリーランスに。持続可能なモノづくりの可能性を求めて各地を巡り、地域の食文化、工芸品、産業などを取材し、写真、映像も用いてその魅力を紹介している。現在、農業者向けのビジネススクール(オンラインアグリビジネススクール)にかかわり、各地の農業現場の取材を担当。旅と、おいしい食べものと日本酒が何よりも好き。