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日本初上陸の中国「OPPO」6万円スマホが狙う位置

石野純也・ケータイジャーナリスト
オッポが日本で発売する「R11s」
オッポが日本で発売する「R11s」

 世界シェアで第4位の中国のスマートフォンメーカー「オッポ(OPPO)」が日本に上陸する。同社の開発するスマホはアジア圏で特に人気が高く、アジアに限るとシェアは1位だ。おひざ元の中国でも売れ行きはよく、サムスン電子、アップル、ファーウェイを抜き、やはりシェアで1位に輝いている。

 一方で、先進国への進出はまだ進んでおらず、日本は3カ国目。アジアで培ったブランドイメージを武器に、まずは格安スマホ(MVNO=仮想移動体通信事業者)向けのSIMフリースマホをビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店で発売する。SIMフリーを足がかりに、大手通信事業者との協力関係を築くことも視野に入れているようだ。

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ケータイジャーナリスト

1978年、静岡県生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒。2001年、宝島社に入社。当時急速に利用者数を伸ばしていた携帯電話関連のムック編集に携わる。05年には独立してフリーランスのジャーナリスト/ライターに転身。通信事業者、携帯電話メーカー、コンテンツプロバイダーなどを取材、幅広い媒体に原稿を執筆する。業界動向を記したビジネス書から、端末の解説書まで著書も多い。