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「世界株価急落」超金融緩和のしっペ返し第1波が来た

編集部
浜矩子・同志社大学大学院教授
浜矩子・同志社大学大学院教授

浜矩子・同志社大学大学院教授に聞く

 世界の株式市場は2月5日のニューヨーク市場の急落に始まり、6日の東京市場も急落、さらにはアジア、欧州市場も大幅安になった。これは何を意味しているのか。世界の金融市場に詳しい浜矩子・同志社大学大学院教授に聞いた。(聞き手=経済プレミア編集部・平野純一)

 --ニューヨークと東京市場で株価が急落しました。これまでの超金融緩和のしっペ返しが来たということでしょうか。

 ◆浜矩子さん 来るべきものが来つつあるということでしょう。驚くに値しません。世界の中央銀行はこれまで超低金利、あるいはマイナス金利といった非常に「異次元」の政策を行ってきました。その巻き戻しの第1波が来たということです。

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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