
日産、スバル無資格検査の影響(1)
大手自動車メーカー7社の2017年4~12月期連結決算が出そろい、無資格検査が発覚した日産自動車とSUBARU(スバル)の2社が減益決算だった。2社とも無資格検査の関連費用が膨らんでおり、その影響度合いを2回に分けて報告する。
日産自動車は、昨年9月末に発覚した無資格検査の対応で、国内の完成車工場6工場で、国内向けの車の生産が10月から11月にかけて20日前後にわたって停止した。11月上旬から順次、生産を再開したが、生産ラインの操業スピードが以前と同様に戻るのに2カ月近くかかった。
また、「無資格検査をやめた」と公表した後も、無資格検査が続いていたことがわかったり、国土交通省の立…
この記事は有料記事です。
残り1249文字(全文1560文字)

編集部
長く経済分野を取材してきた今沢真・毎日新聞論説委員を編集長にベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
twitter 毎日新聞経済プレミア編集部@mainichibiz
facebook 毎日新聞経済プレミア編集部https://www.facebook.com/mainichibiz