高齢化時代の相続税対策

施設に入った84歳男性が考えた「争族」回避の遺言書

広田龍介・税理士
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※掲載画像はイメージです
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 東京都区内に住むHさん(84)は、3年前に妻を亡くしてから体調を崩し、同居している長女家族の勧めもあり、施設に入居することにした。

 入居してみると、同じような境遇の人が多くいることに驚いた。話を聞くと、同居している子供たちとの折り合いが悪くなり、自宅から子供たち家族を追い出すか、自分が出るかとの判断の中で、自ら施設への入居を決めたという人もいた。

 そういう人は、自分の人生や家族についてゆっくり考える時間ができるのか、自分に万が一のことがあった時…

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広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。