内閣府から表彰を受ける各金融機関の代表者
内閣府から表彰を受ける各金融機関の代表者

マネー・金融ニッポン金融ウラの裏

「ごまの産地化、希少野菜」地方金融が触発した独創性

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 内閣府は2月、2017年度の「地方創生に資する金融機関等の特徴的な取組事例」をとりまとめて公表した。15年度から始まり、今回は3回目となる。金融機関が関与した地方活性化の努力が各地で行われており、なかには独創的な取り組み事例もある。興味深い内容である。

 今回、各地の金融機関から内閣府に寄せられた事例は1078に及ぶ。そのなかから予備審査で選定した139の事例について、地域への効果、自立性など7項目で評価した。

 最終的に選び出されたのは42の事例だ。これに関与した金融機関は55金融機関である。業態別の内訳では…

この記事は有料記事です。

残り1244文字(全文1501文字)

浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。

イチ押しコラム

知ってトクするモバイルライフ
プライバシー重視の方針を打ち出すアップル。開発者向け会議でもプライバシーに関してはたびたび言及される(写真は2018年6月のアップルの年次開発会議<WWDC>)

アップルが「GAFA」一括りにされるのを嫌がる理由

 総務省は、電気通信事業法の「通信の秘密」の規定を、巨大なプラットフォームを持つ海外のIT企業にも域外適用する方向で検討を進めてい…

ニッポン金融ウラの裏
 

キャッシュレス化20%「日本は遅れてる」はホント?

 「デジタルマネー」が引き続きホットな話題となっている。政府が推進するキャッシュレス化社会の流れに沿った議論だ。だが、さまざまな官…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ユジノサハリンスク市街でのイベントにいた着ぐるみ。ちょっと不気味なところがロシア的?(写真は筆者撮影)

サハリン「ユジノサハリンスク」旧樺太の地の今は

 ◇ロシア・ユジノサハリンスク編(1) ロシア・サハリン州の、州都ユジノサハリンスク(日本語にすれば「南サハリン市」)。成田空港か…

職場のトラブルどう防ぐ?
 

転職する27歳男性が驚いた「最後の給与」の手取り額

 A太さん(27)は4年間勤務した会社を3月末に退職し、4月から新しい会社に転職して1人暮らしを始めます。転職は大学の先輩に誘われ…

メディア万華鏡
 

「準強制性交」の罪名に感じる司法の“男性バイアス”

 「薬飲ませ女性暴行の疑い 昭和大の医師2人、容疑否認」「田畑毅議員が辞職願 衆院に提出 女性とトラブル」「新井浩文被告 500万…