高齢化時代の相続税対策

「評価額40億円!?」突然の株式相続で苦労した家族

広田龍介・税理士
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急死した創業者のケース(1)

 今回のお話は、相続の時に株の評価額がどう算定されるかによって、相続税が億円単位で違ってきたという、ある意味“怖い”ケースだ。Iさん(72)の例をもとに解説していく。

 Iさんは友人と2人で会社を設立し、従業員100人以上の大きな会社にまで成長させた。友人と共同で社長を務める同族会社。持ち株は友人と半々の50%ずつ所有している。

 しかしIさんが突然亡くなった。急性心不全だった。相続人は後妻の配偶者K子さんと、死別した先妻の子供…

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広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。