
証券会社などの組織に帰属せずに、顧客に資産運用、資産形成のアドバイスを提供するのが独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)だ。米国では証券リテール(個人)部門の主要な担い手になっているが、わが国では揺籃(ようらん)期にある。そこで、質の高いIFAを養成する具体的な動きが始まった。楽天証券と、金融専門出版社である「株式会社 きんざい」が今年7月に開講する「ファイナンシャルアドバイザービジネススクール」だ。
IFAは、金融商品取引法上の金融商品仲介業者であり、特定の金融機関に所属せずに独立した立場で営業活動をしている。IFAの登録事業者は全国で約3000を数え、楽天証券、SBI証券などが持っている受発注端末を借用する方式で、顧客からの投信、株式売買の受発注を仲介し、そこから手数料収入を得ている。
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