東芝問題リポート

東芝が実施した6000億円増資は「規定すれすれ」

編集部
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東芝本社が入るビル=2017年6月15日、古屋敷尚子撮影
東芝本社が入るビル=2017年6月15日、古屋敷尚子撮影

 東芝の会長兼最高経営責任者(CEO)に就任する車谷暢昭・元三井住友銀行副頭取は、2017年3月に銀行を退職した。その2カ月後から、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズ日本法人会長を務めてきた。

 東芝は同12月に、自己資本の増強に向けて6000億円の第三者割当増資を行った。増資した株式は海外の投資ファンド60社が引き受けた。新たに東芝の株主になった投資ファンドへの対応に、車谷氏の銀行や投資ファンドでの経験は生きるのだろうか。

 東芝が行った第三者割当増資について詳しく説明する。

 この増資は、東芝の株式を新たに22億8310万株発行し、6000億円の資本を調達したものだ。1株の価格は262.8円。東芝は11月19日の日曜日に取締役会を開いてこの増資を決議し、12月5日に60社からの払い込みが完了した。

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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