株主になったら

「株主総会の裏側」想定外を想定する事務局の役目

中西和幸・弁護士
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東芝の臨時株主総会で持ち物検査を行う事務局のスタッフ=2017年10月24日、小川昌宏撮影
東芝の臨時株主総会で持ち物検査を行う事務局のスタッフ=2017年10月24日、小川昌宏撮影

株主総会を楽しんでみよう(6)

 株主総会では、壇上で説明したり株主から質問を受けたりする議長や役員がスポットライトを浴びます。その背後には総務、法務、経理の担当者や顧問弁護士といった事務局のスタッフが控えています。そのスタッフの準備の様子を紹介します。

株主総会のシナリオ

 株主総会で議長は、事務局があらかじめ作ったシナリオに沿って議事を進行します。株主総会は、会社法によって、毎年最低1回開催しなければなりません。そこで会社が報告しなければならない事項、決議しなければならない事項が決められています。

 そのため、会社法に沿って適法、適切に議事が進むよう、事務局がシナリオの原稿を作り、議長がその原稿を…

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中西和幸

弁護士

1992年東京大学法学部卒。95年弁護士登録。上場企業の社外取締役、社外監査役を務め、企業法務に詳しい。共著に「会社役員の法務必携」(清文社)、「企業法務からみた株式評価とM&A手続き」(同)、「『社外取締役ガイドライン』の解説」(商事法務)、「企業不祥事インデックス」(同)など。